（2022/4/9(土)開催）

ここ２年ほどはコロナがあり、ほとんど開催できなかった『ふどうさんぽ』。今年（2022年）も企画していたセミナーが東京都の「まん防」の発令により延期になりました…。

まだまだ多くの新規感染者が発表されるなど予断を許さない状況ですが、オミクロン株で弱毒化していることもあり、ふつうさんぽを再開していくことになりました。

随分久しぶり。2022年では初開催です。

「ふどうさんぽはまだやってるんですか？」なんて聞かれることもありますが…。いえいえしっかりやってますよ！

今回のお散歩コースは新しく開通した橋、多摩川スカイブリッジ。
川崎市にあるキングスカイフロントと羽田地区を結ぶ橋として、東京都と川崎市が主体となって3月に新しく開通した橋です。
新しくできた橋をみんなで渡ってみよう、という企画。

京急を川崎で大師線に乗り換え、終点の小島新田で集合。久方の開催を祝うかのように快晴です。

なかなか鄙びた駅です。埋立地のため住宅地向けではないようです。

約20名ほどが参加。少々寂しい感じですが、久方ぶりなのと、スタート場所が住宅地ではないので仕方ないところでしょうか。

春のお散歩日和。桜並木を横目にみんなで進みます。

キングスカイフロント地区は研究開発から新産業を創出するオープンイノベーション拠点で、多くの企業が進出しています。

研究所、ラボ、物流センターの間を抜けます。その先には花王、ENEOSの工場など。

見えてきました。多摩川スカイブリッジです。

3/12に開通したばかりで、散歩コースとしても人気の場所です。広がる青空の元、すがすがしい散歩。

川崎側から渡ると国際線のある空港第3ターミナル横につながっています。

B滑走路とたくさんの飛行機が見えます。
羽田空港の道はドラマや映画のロケ地として海外赴任・留学に向かう涙のシーンとしてよく使われているそうです。

多摩川沿いに上流ヘと歩くと天空橋駅横の弁天橋に出ます。そこには、真っ赤な旧穴守稲荷の大鳥居が。

歩道脇にぽつりと突然そびえたつ鳥居。なんとも不思議な光景ですが、空港工事に伴う穴守稲荷の移転に際し、地元民の反対があったとか、祟りのため工事に事故が相次ぎ撤去を断念したとかと言われています。

弁天橋を渡ると羽田の市街地に出ます。昔ながらの下町風情の路地の中に木造のミニホテルがありました。数年前に売却に出ていたそうで、アテンドの松浦さんにも声がかかったそうです。

一泊7000円程度で、購入を検討したそうですが稼働率に確信が持てず断念したそう。インバウンド目当てでしょうが、コロナで大打撃を受けたはず。経営は大丈夫なんでしょうか。

路地を環八方面に向かって歩くと、移転した新しい穴守稲荷神社が現れました。

ここは江戸時代の新田開発に際し、水害防止を祈願して出来たそう。
多数の赤い鳥居が重なる参道の先には小さな稲荷山。三階建てほどの高さでしょうか。キツネ像が沢山あるのは、さすがお稲荷さん。

京急穴守稲荷駅を横目に、環八の大鳥居交差点へ。韓流の大ヒットドラマ「愛の不時着」に出てきたチキン専門店の日本店舗がありました。

今では立派な大鳥居交差点ですが、以前は京急が路面を横切り渋滞で有名な場所でした。1985年から地下化工事がスタート。工事は難航しましたが1997年に完成し、今の様なすっきりとした市街地になっています。

交差点を抜けると京急の地下部分が終わり、線路が地上に出てさらに高架部分となります。
高架化の最初の駅は糀谷（こうじや）駅。南側再開発は2017年に終わり、近代的な街並みです。
駅裏には昔ながらの商店街が連なります。

中小製造業の多いことで有名な大田区。以前は細かな路地が多く、穴場的な下町でしたが、羽田空港への乗り入れが進み、高架化、地下化と再開発。駅前もお洒落になり、人気度がアップしました。　古くから持っていれば価値急上昇ですね。

高架沿いの路地を進みます。

ようやく京急蒲田駅に到着。ここは2012年に高架化が完成しています。こちらも生まれ変わって近代的な駅ビルに。

今日はよく歩きました。なんと14000歩！　快晴の中、日差しを浴びていい運動になりました。
免疫力アップ間違いなし！ですね。

京急蒲田駅で本日のふどうさんぽは終了です。
ご参加いただいた皆さまありがとうございました。