第189回 ふつうさんぽ&「賃貸併用住宅の見学」@中山
(2017/3/12(日)開催)
今回のふどうさんぽは賃貸併用住宅のお宅訪問です。横浜市にある物件の最寄り駅となる中山駅に集合して見学に行ってきました。
賃貸併用住宅とは1つの物件に自宅と賃貸部分を共存するもので、マイホームを安価に所有できるとってもお得な手法です。さんぽ仲間でも、実践例がたくさん出ています。
中山駅は、横浜市緑区にある横浜線の主要な駅で、物件は駅徒歩10分の好立地に建っています。いつものように2列になって、ワイワイガヤガヤ…。
物件は2階がオーナールーム(2LDK)、1階がなんと猫専用の賃貸! 1DK二部屋となっています。
最近は空前の猫ブームで、猫の飼育数が犬を上回るまでになっています。散歩の必要がないので飼いやすく、犬に比べて若い飼い主さんが多いのが特徴です。
オーナーさんは賃貸併用住宅を建てることを決めてから、3年ほど様々なエリアで土地を探し続けてきたとのことです。家族も巻き込み、転勤になっても毎週末に帰ってきて土地を探し続けたとか。
土地取得は難航したようです。買付けを入れたら売り止めになったり、周辺の住民に反対されて流れてしまったり…。やればできるはずと自分に言い聞かせ、諦めることなく探し続けてきた所、最後にかなり良い条件の土地がでてきて、紹介を受けたその日中に買付けを入れたそうです。
…諦めない強い気持ちが伝わってきます。
賃貸併用住宅はなんといっても土地探しが肝です。他の仲間の事例でも、条件に合う土地探しに時間がかかっています。
1階の1DKはオーナー自身が猫が好きということもあり、「猫ちゃんが楽しく暮らせる」色々なこだわりがありました。
窓の近くにキャットウォークがあり、暖かな日差しの近くで日向ぼっこできるようになっています。
猫専用のトイレスペースも用意してあり(2匹分)、専用の換気扇が付いています。部屋と自由に行き来できるように、お馴染みの猫の通り道も。
(扉が引き戸のため、扉に通り道を作ると、開閉の際に猫が入り込んで挟まってしまう危険があるそうです。そのため、壁側に猫用の入口を作ったとのこと)
網戸も猫が登ってぼろぼろになってしまうことがありますが、特殊な(編み込んでいない)爪とぎ対応網戸を採用しています。ベランダにも猫が外に逃げないように柵を作ってあるのも嬉しい。
まさに猫のための賃貸ですね!
猫ブームとはいえ、まだ対応物件数は少ないので人気になること間違いなしです。ターゲットは狭くなりますが、入居期間も長くなるのが嬉しいところ。入居者同士で猫ちゃん談義に花が咲きそうですね。
不動産投資は投資でもあり、賃貸業というビジネスでもあります。テーマを持った物件を建てるというのは今後、満室経営のための大きなポイントになってきそうです。
オーナーのKさん、悲願達成おめでとうございます! ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。