第198回 特別さんぽ「ふどうさんぽ座談会2」@田園調布
(2017/07/09(日)開催)
第198回は第193回に続く座談会企画。
今回のテーマは「サラリーマン卒業」です。
参加条件を「不動産投資でサラリーマンを辞めることを目指している方」とさせていただきましたが、初心者の方も含め不動産投資を目指す方には興味深いテーマですね。
場所は、お馴染みの田園調布のスジェールコーヒー。もちろん菅井さんにも座談会に参加していただきます。
お天気も良く、湘南から自転車で参加された方も。このテーマに対する意気込みが伝わります。
参加者には「リタイアの条件」をテーマに、4つのカテゴリーについて事前にご質問をいただいています。
サラリーマン卒業の先に見えるのは、どんな景色なんでしょう?
座談会ファシリテーター(司会役)の江口さんが、いただいたご質問を読み上げながら座談会が始まります。(江口さんのご紹介はこちら)
・サラリーマン卒業にはどのくらいの規模が必要ですか?
菅井さんは銀行員時代、資産額5億円を目途にしてたそうです。
この辺は個々の必要な生活費によって変わりそう。
不動産投資では不動産収入がそのままキャッシュフローではありません。
ローンの状況によっても異なりますが、キャッシュフローは収入額の20~30%程度。
(現金購入が多ければ、比率は上がります)
サラリーマンでないことのメンタリティーが必要だと説きます。
「外から見たら、メガバンクの銀行員からカフェ店主に転職しただけです。なんてもったいないと、何度言われたか…。」
・リタイアに向けた活動、戦略は?
・自己資金を使わずに規模を拡大するには?
意見交換が弾みます。
高利回り狙いで茨城県、栃木県で展開してます、というさんぽ仲間も。
築古戸建ては立地が悪いことが多く、入居付で苦労する人が多いと菅井さん。
リフォームを最初から管理会社に相談しながら進めるなど、巻き込み力が重要と力説します。
「自分が関係していれば、管理会社も入居付けに熱が入るんです」
「先を見越して、融資元として信金を開拓しておけばいい」と持論を展開。
さんぽ仲間からは
「最初に借りやすいからと安易に銀行を選んで、借り換えに苦労してます」という体験談も。
最後に卒業組の先輩から一言。
山本さん:「サラリーマンでなくなって、仕事の定義が変わった。好きなこと、やりたいことを仕事にすればいい。」
江口さん:「会社としての初の育児休暇を、しかも男性で取得。それもキャッシュフローがあるから交渉できた。長い夏休みも仕事も両方体験したうえで、会社に戻っている。」
御井屋さん:「やりたいことがあるのか? お金より友人、家族、やりがいが大事なはず。経済的には辞めることができても、無理に辞めない方がいい」
最後に菅井さんが体験を語ります。
「会社を辞めてストレスは無くなったが、やることも無くなった。清澄庭園でやったぜ!と思ったのも最初だけ。半年間ぼーっとしてたら鬱になりそうになって、慌ててダンス行ったり…。でも、何か違う…。
このカフェをオープンして、やっとやるべきことが見えた。」
「経済的余裕を身に付けたら、我慢しないでサラリーマンとして言うべきことを言えばいい。何時でも辞められると思えば、逆に組織にとってなくてはならない人になる。」
あっというまに予定時間を30分もオーバー。
結局、山本さんがいつも言っている
「大家になってお金持ちになる方法はあるけれど、なってあなたはどうするの?」
ということなんですね!
ご参加頂いたみなさん、菅井さんありがとうございました!