第167・168回 コラボ企画 ウチコミさんと「貼ってはがせる壁紙DIYワークショップ!」
(2016/04/24開催)
今回は第146回でもご協力いただいた賃貸情報サイト「ウチコミ!」を運営している、アルティメット総研さんとのコラボ企画です!
⇒大家さんが直接募集する「ウチコミ!」
貼ってはがせる最新式の壁紙を、実際に貼ってみるという体験型DIYになります。しかも、午前の部、午後の部と豪華2本立て!(第167、168回)
講師は、貼ってはがせる壁紙に惚れ込み過ぎてOLを辞めて独立されたという株式会社ジュブリーの笹川亜由菜社長です。
場所は京急「糀谷(こうじや)」駅のほど近く。
「ウチコミ!」さんのお客さまでもあるUさんの物件をお借りしました。
会場は、こんな感じ。なんだかちょっと前によく聞いた「リノベパーティー」みたいで楽しそうですね。
右から二番目が笹川社長、三番目が今日の案内役ふどうさんぽの山本さん、両端はウチコミ!様のお二人です。
今回貼るのはジュブリーさんの壁紙革命というお店で販売している輸入壁紙です。日本の安全基準もしっかり満たしているとのこと。
普通の壁紙とは違って、幅は半分程度の50cmほどのものが多いそうです。特にヨーロッパでは、こういうのを使って自分でDIYをするのが主流とか。ちなみにアメリカでは、ペイントが主流だそうです。お国柄で違うんですね。
まずは、こんな感じで笹川社長からのレクチャーがありました。
壁紙革命は不織布フリース壁紙であることが「貼ってはがせる秘密」だそうです。
普通の壁紙はビニールクロス製で、裏地は紙のものが多いそう。
使う道具はこんな感じ。不織布壁紙専用粉ノリを用意します。
水かぬるま湯でノリを溶かし、こういう障子用のハケや、ペンキ用のローラーで今ある壁紙の上に塗っていきます。
養生もしっかりしていきます。これは、コロナマスカーという養生用のビニールとテープ部分が一体になったやつですね。 便利です!
まずは、ノリを既存の壁紙にローラーで塗っていきます。お手本は笹川社長の妹さんです。
下の方や角などは、こうして障子用のハケを使うと塗り易いそうです。
ノリを塗ったら、こうして壁紙を貼っていきます。柄を合わせるために、しっかりまっすぐに貼っていきます。なお、基本的には、右利きの人は左から、左利きの人は右から貼ると貼りやすいそうですよ。
下の部分は、ちょっと長めに残してカッターで切り取ります。
乾いたハケ(撫でハケ)で、圧着していきます。
竹べらで角を抑えて
地ベラを当てながら、カッターでカットしていきます。壁紙、地ベラ、カッターの刃の順番です。こうしないと壁紙が微妙に短くなっちゃったりするので気をつけましょう。
下もカット。何度も言いますが、壁紙、地ベラ、カッターの刃の順番で押えてください。これ忘れやすいんですよね。
参加者の方もそれぞれ貼っていきます。柄を合わせるところは皆さん真剣です。
手がクロスしてちょっとやりにくそうですが、がんばって! 壁紙、地ベラ、カッターですよ!
次の部分のノリ塗りです。今日は乾きが早いのでやや厚めに塗りましょう。
高い位置の作業は、ちょっと大変ですね。
手伝ってくれる人がいるとカットも楽です。ただ、周りの人に危険が及ばないようにカッターの刃は、使わない時はこまめにしまいましょうね。
圧着!
継ぎ目はローラーを当てて、さらに圧着!
角はちょっとやりにくいです。こうして折り目を付けて、カットします。
ここもまず折り目!
そしてカット。
ワークショップの最後は、笹川社長から壁紙の安全性についての講習です。
ジュブリーさんの壁紙革命で扱っている壁紙は、発がん性のあるホルムアルデヒドについて日本壁装協会の安全基準を満たしているもののみ販売しているそうです。写真の「F 4つ星」がその証。
「海外の基準のみ満たしている壁紙を売っているお店もありますが、やはり日本の厳しい基準に合格したものがいいと考えています」
「入居者さんの健康を守るためにも、ぜひ大家さんも心掛けてください」と笹川社長は話されます。
ちなみに完成後は、こんな感じ!
初めての人ばかりだったのですが、かなり綺麗に貼れています。
今回のはがせる壁紙は、普通の壁紙よりちょっぴり高額なので、普段のリフォームでの使用は難しいかもしれません。ただ、入居者へのプレゼントとして「自分で選べる壁紙」ならピッタリです!DIY可にすることで部屋に愛着を持ってもらえるならいいかもしれませんね。
ご協力いただいたジュブリーさん、ウチコミさん、そして物件をご提供いただいたUさん、ありがとうございました。