第172回 菅井さんセミナーシリーズ③「不動産投資の失敗談、ここだけで語ります...」(第Ⅲ期)

(2016年7月10日開催)

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今回は、ベストセラー作家の菅井敏之さんセミナーシリーズ(第Ⅲ期の③)。
場所は、田園調布のいつもの「スジェールコーヒー」=よろず相談所(本人談)

タイトルは、ずばり 「失敗談」
講師は、もちろん菅井さんです。

菅井さんは元メガバンク支店長。
現在はサラリーマンを卒業して、不動産投資家でありながらコーヒーショップのマスターでもあります。

何故、ご自分が不動産賃貸経営を始めようと思ったのか…。

銀行員時代に投資信託の営業で富裕層を回っていた時に、亡くなられたご主人が土地から購入して建てられたビルに住まれている高齢の女性の方に会ったとか。

ご主人は亡くなっても賃貸収入で奥さんを守っている…。
余裕があってとても素敵な方に見えたそうです。
訪問すると、口を開けばずーっと趣味の歌舞伎の話ばかり。

ある日営業訪問した際、歌舞伎の話をひとしきりされた後、菅井さんに印鑑を投げて、『500万円だけやっといて!』 と言われたそうです。

投資信託の話なんかしてないのに…、歌舞伎の話聞いてただけなのに…。
見抜かれてんだー!
と思ったと同時に、様々な疑問が湧きあがったそう。

自分は大学を卒業して、銀行で半沢直樹のような世界で働いている・・・。
こういうことをやりたくて生きているのか・・・? 俺は何をしているんだ?
目の前には幸せそうな人たちがいる。この違いは何だろう?…ひょっとして不動産?

そんな所から不動産賃貸経営を考え始めたそうです。

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初めての不動産投資は土地取得からの新築鉄骨造アパート。
不動産屋さんからゼネコンを通さない バラ発注 をすすめられて、果敢にもそれにチャレンジ!
(※バラ発注とは施主が直接複数の下請け業者に発注する事。分離発注ともいいます)

しかし、色々助けてくれていた工務店が工事中に倒産!
これは一大事。菅井さんも最初は途方にくれたと言います。

このままではいけないと、菅井さん自ら替わりになる人を探してきて工事完工!
さすが、というか菅井さん凄すぎです!

(このエピソードはふどうさんぽの書籍でも語っていただいています。)
ふどうさんぽ_失敗事例に学ぶ160

ちなみにビル系の建物で業者が倒産すると、工事が継続不可能でその後の対応が大変になるのが通例です。

次の失敗談は、物件が欲しくて欲しくてしょうがない時に紹介された満室の築古RCマンション。砂漠の中で見つけたオアシスと思い即決で購入。

購入時に満室だったので部屋内を見ないで購入したそうですが、数か月後、初の退去者が出た時に部屋があまりにボロボロで愕然としたそうです。

築古ということは修繕費用が相当かかることが想定されますので、買いたい病にかかっている方は落とし穴として注意が必要ですね。
(類似の体験談は、同じくふどうさんぽの書籍にも出てきます)

『この1棟が買えれば夢のセミリタイヤだ!』ということで購入し、
退去者が出るまでは本当に素晴らしい買い物をしたと思っていたそうです。

空室に困って当時お願いしていた管理会社に相談に行った時に、やる気のない返事をされて困り果てたとおっしゃいます。

何とかしなければと、ご自身みずから動いて近隣の不動産業者まわりをしたところ、
試算表まで作って色々提案してくれる業者さんに出会い、ここだ!

その業者さんがすぐに満室ししてくれて本当に助かったといいます。

この経験から、管理会社の大事さも説かれていました。「不動産は管理で買え!」を実感されたようです。

ピンチを、自ら行動し切り開いたときに成功がある!

菅井さん、今回も貴重なお時間を共有させていただきありがとうございました!
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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